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いよいよこの時期がやってまいりました! おかげさまで、毎年の恒例となりました「武田の杜薪能」も、今年で四回目を迎えることと相成りました。これもひとえに、実にたくさんの皆様のお力添えの賜物と、心より感謝を申し上げます。 思えば第一回目の「風の巻」から早や4年。初めは色々と戸惑うことも多々ありましたが、神社様をはじめ、実に多くの皆様のご協力があり、こうしてめでたく4回目を迎えることが出来ましたのは、本当にこの上ない喜びでございます。 さて、今月の22日付の「山梨日日新聞」にも、今回の薪能の情報が大きく掲載されたとのこと。その甲斐あってか、早くも正面のお席が次々に売れているとのお話を、武田神社様より承りました。本当に嬉しい限りでございます。 今回の演目では、私・佐久間が能「鞍馬天狗」を務めさせて頂きます。これはご存知「牛若丸(後の源義経)」が、まだ「沙那王」という幼名を名乗っていた時、鞍馬山での花見の席において出会った鞍馬の「大天狗」に、その兵法の奥義を残らず伝授してもらうと言ったストーリー。謡曲にも、その番数が沢山存在している「義経物」の出発点とも言える曲でございます。 また、今回は、この「鞍馬天狗」に登場いたします「花見の稚児」役を、なんと地元の「相川小学校(武田神社のすぐそばにある小学校です)」の生徒さんたちが務めることとなりました! 今年の1月から2ヶ月間に亘り、同小学校の校長先生のご協力を賜りまして募集をかけたところ、なんと総勢11名の応募があり、その全員が舞台に上がる運びとなりました。 来月より、実際に細かなお稽古に入りますが、その様子なども、また当ブログにて随時ご報告してまいりたいと思います。 他に、狂言は有名な「附子」を。そしてトメの能は、師匠であります観世喜之師の「融」とさせて頂きました。ちなみに、この「融」は、前シテを略しました「半能」の形式で上演を致します。 その他、詳しい情報につきましては、下記をご参照下さいませ。 また、チケットご希望の方は、ぜひとも私・佐久間の方へご注文頂ければと思います。 電話・FAX・メールのいずれでも結構でございます。皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。 第四回 武田の杜 薪能 〜山の巻〜 ・日時 平成20年5月31日(土) 午後6時00分開演 ・会場 武田神社能楽殿 「甲陽武能殿」 山梨県甲府市古府中町2611 (荒天時は、県立文化ホール 小ホール) ・演目 能 「鞍馬天狗」 佐久間二郎 狂言 「附子」 山本 則直 山本泰太郎 半能 「融」 観世 喜之 ・入場料(全席指定): SS席 8,000円 S席 6,500円 A席 5,000円 ※晴天時に限り、当日自由席の用意があります。 午後8時30分終演予定 ・チケット予約・問い合わせ 武田の杜 薪能実行委員会 055−252−2609 花のみちしるべ東京事務所(佐久間方)0422−79−3139(電話・FAX共) 岡島友の会 055−231−0619 山交友の会 055−232−8166 ◆番組◆ 解説「薪能上演に先立ち」 観世 喜正 火入れ 能 鞍馬天狗 シテ(山伏/大天狗) 佐久間二郎 子方(牛若丸)池谷 侑樹 花見(平家の稚児) 新福 綾乃 星野 輝 赤澤 練 渡辺 百香 尾崎誠一郎 乙黒 美緒 南手 宏紀 山村 真仁 星野ひかり 坂野遼太郎 木内 渓太 ワキ(東谷の僧) 村瀬 提 アイ(能力) 山本泰太郎 アイ(木葉天狗) 山本 則直 遠藤 博義 笛 一噌 庸二 小鼓 森澤 勇司 大鼓 柿原 弘和 太鼓 小寺真佐人 後見 観世 喜之 長沼 範夫 地謡 遠藤 六郎 観世 喜正 遠藤 和久 角当 直隆 古川 充 長山 耕三 〜休憩十五分〜 狂言 附子 シテ(太郎冠者)山本 則直 アド(主) 遠藤 博義 アド(次郎冠者)山本泰太郎 半能 融 舞返 シテ(融大臣)観世 喜之 ワキ(旅僧) 村瀬 提 笛 一噌 庸二 小鼓 森澤 勇司 大鼓 柿原 弘和 太鼓 小寺真佐人 後見 遠藤 六郎 遠藤 和久 地謡 観世 喜正 長沼 範夫 角当 直隆 古川 充 長山 耕三 桑田 貴志 附祝言 午後八時半頃終演予定 演目紹介 「鞍馬天狗」 とある春の日、一人の山伏(前シテ)が鞍馬山の桜見物に赴く。折りしも、西谷の寺より花見遊山の勧めを受けた東谷の僧(ワキ)は、寺の稚児たち(子方)を引きつれ、鞍馬山へと向かう。一同が花見を楽しんでいると、そこへ山伏が割り込んでくる。興を削がれた僧たちは、やがて稚児を引き連れ立ち去ってしまうが、ただ一人、その場に残った少年(牛若丸・子方)が山伏に声をかける。不思議に思った山伏は、牛若の素性を知ると、共に連れ立って桜の名所を巡り、心を通わせる。やがて山伏は、我こそは鞍馬の山に住む大天狗であると素性を明かし、やがて兵法の全てを伝授することを約し虚空へと消えていく。(中入)その後、武装をした牛若の前に、果たして鞍馬山の大天狗(後シテ)が現れる。そこで牛若に兵法の奥義を残さず伝え、平家討伐の使命を託すと、行く末までの守護を誓い再び鞍馬山の彼方へと飛び去っていく。 「附子」 所用あって出かけることになった主人(アド)は、太郎冠者(シテ)と次郎冠者(アド)の二人を呼び出すと「これは附子と呼ばれる大毒であるから、決して近づかないように」と強く言い聞かせ、外出する。ところが、その異様な代物に深く興味を覚えた二人は、ついにその中身を覗いてしまう。見れば何やら美味そうな物が。やがて太郎冠者は、あろうことかその附子を食べてしまう!果たして、その正体とは・・・・・・? 「融」 六条河原の院は、かつて究極の贅を極めた融の大臣の邸宅。その昔、広大なる庭に陸奥の塩釜の致景を移し、毎日、難波の浦から海水を運ばせ塩を焼かせた。しかし、その後は相続する人とてもなく、時の流れと共に廃墟と化した―――。この河原の院を訪れた僧(ワキ)の前に、一人の汐汲みの老人が現れる。老人は、かつてこの廃墟が塩釜の浦と呼ばれていたことを語り、この辺りに見える名所の数々を僧に教えると、汐を汲むと見せるや消えて行く。僧が夜もすがら弔いの経をあげていると、融の大臣の霊(シテ)が現れ、月明かりの下、往時を偲びつつ舞を舞うと、再び月の都へと帰っていく。 ※今回は「半能」という前半部分を省略した演出をとり、後半の融大臣の舞に重点を置いた形式で上演されます |
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