筆のまにまに 〜浮世坊主のとはずがたり〜

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zoom RSS 浮世坊主復活のご挨拶と、創作能「かぐや姫」のご案内

<<   作成日時 : 2007/08/16 21:53   >>

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皆様、大変にご無沙汰をいたしております。
平成の浮世坊主こと、佐久間二郎でございます。

おそらく、このまま更新が途絶えたまま自然消滅だろうと噂されていた当ブログですが、どういうタイミングかいきなりこのような形での復活と相成りました。

ということで、このまま何の釈明もなく普通にブログ更新するわけにも参りませんので、なぜ、これほどに長い間、更新を怠っていたのか、お詫びも含めご説明させて頂きます。


何よりの理由は「腰痛」でした・・・・・(汗)


実は、20代の頃から腰痛持ちの私。なんと先々月辺りからこの痛みに毎日のように苦しめられており、長時間パソコンに向かうことが全くできない状態にありました。

それでも、メールのやり取りなど大事な用事があるときは、できるだけ腰に負担をかけないよう万全の対策を講じた上で臨むという、かなり緊張感あふれる状況下で行っていたわけです。

加えまして、この夏はまさしく「繁期」と申しましょうか、有難いことに様々な舞台でお役を頂戴し、各地を渡り歩いていた次第でございます。

もっとも、最近では同門のシテ方の皆様が、それぞれのサイトやブログでその模様を書き綴っているようなので、「あ〜、佐久間もこの波の中にいるのだな」とお思い頂けましたらば幸いでございます(笑)

そんなことで、これまで長きに渡り更新を怠りましたこと、ここに深くお詫び申し上げたいと思います。
と同時に、最近になりようやく腰も落ち着いてきたこともあり、これを機会にまたつらつらと実にもならぬ「とはずがたり」をここに連ねていけたらと考えております。
これからも、変わらずご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます(敬白)


また、遅ればせながら、今月の10日(金)に、矢来能楽堂で行われました「のうのう能」に於きまして、私・佐久間が能「敦盛」のシテをさせて頂きました。

昨年の10月に武田神社で行いました「秋の能楽鑑賞会」以来2度目の「敦盛」でございましたが、腰の鈍痛を堪えながらも無事に務めさせて頂くことができました。
ご来場くださいました皆様、また応援してくださいました皆様に、この場をお借りしまして心より御礼を申し上げます。有難うございました。


と、ここでいきなりお知らせをば。


実は今月の25日(土)、牛込のあります「経王寺」というところで、牛込は「経王寺」というお寺で「プンダリーカ・ライブ」というイベントが催されます。
(先日の「のうのう能」の折、当日の番組にチラシを挟み込ませて頂きましたので、すでに能楽堂にお越しの方はご存知のことと思います)

お寺という俗世とはまた違った空間の中で、様々なジャンルのアーティストたちが集い、文化や芸術を発信していこうという趣旨により立ち上げられたこの企画。古来より寺院は文化交流の場所であり、多くの人々が集う場所であった。あくまで「神聖なる空間」としてではなく、日々混沌の俗世を生きる人々が、更なる生(ライブ)を実感していく場として、お寺という空間を利用してのライブを展開したいというのが、主催された当寺の趣旨です。

その「プンダリーカライブ」の一環としまして、今回「かぐや姫」という創作能をさせて頂くことと相成りました。

原作は、天台声明師でもある桜井真樹子氏。それに、小鼓奏者の今井尋也氏が音楽を担当。私・佐久間は一人で「地謡」を担当させて頂きます。

この「かぐや姫」は桜井氏のオリジナル創作で、世に言う「竹取物語」をモチーフに、歴史の闇に葬られた巫女たちの悲しき物語を綴ったものです。




ストーリーは、丹後の国造りの御子が産まれるにあたって、その御身を産たらいで洗う「御子の神女(巫女)」を、一人の翁が光る竹の中より見つける場面から始まります。

その後、女の子は巫(こうなぎ)となり、斎宮を守る御子を取り上げます。やがて、その御子は巫と婚姻することになるが、その年齢である12歳を目前に亡くなってしまいます。

それを嘆いた翁は、御子に代わる男性と契りを結ぶよう巫を促し、その噂を聞いた五人の男が、巫のもとへ求婚に訪れますが、その心は御子だけにあった巫は、全ての求婚を断ります。

そこへ、最後にやってきたのが奈良の都の王。実は翁はこの王と内通し、丹後の国を征服しようと企む王に、斎宮を庇護の下に置くよう進言していた。そのために、最終的には巫を王の愛人としてしまおうと考えていたのです。

元来、巫は「神の声」を聞くもの。その神託を手中に得ることが、権力者たちの何よりの目的であったのです。

しかし、その思惑を知った巫は、自ら愛することもできない王の妾となるならば死を選ぼうと、やがては海の中へとその身を沈め、常世の国へと旅立ってしまう――― 




このようなあらすじです。

以上は本当に簡潔なあらすじ紹介ですが、創作能ながらもその演出は実にシンプル。一切の飾りもない、まさに役者人の力のぶつかり合いで成り立つ、かなり緊張感のあふれる、それでいて実に美しい舞台に仕上がっております。

実は昨年の10月に、埼玉は川口市にあります「旧田中家住宅庭園」にて初演されましたところ、多くの皆様よりご賞賛を賜り、このたび晴れての再演と相成ったわけでございます。

桜井氏の原作は、能楽師である私が読んでも驚きの高尚なる出来。それに、及ばずながら私が節付けをさせて頂き、尚且つ一人で謡うという、恐るべき(?)企画でございます。ぜひとも、皆様お誘いあわせの上、ご来場頂けましたらば幸いでございます。

新宿山ノ手七福神のうち、「大黒様」をおまつりする牛込の経王寺。ややこじんまりとした、それでいてとても温かな雰囲気を持った、素敵なお寺様です。
専用のサイトもございます。ぜひ一見の価値ありと思います。

また加えまして、このプンダリカー・ライブの情報を、下記に提示させて頂きました。
ご興味のおありの方は、ぜひご来場頂けましたら幸いでございます。

◆「経王寺 大黒坂劇場  プンダリーカ・ライブ」◆

日時:2007年8月25日(土)

開演:15:00(開場14:30)/ 開演19:00(開場18:30) 二回公演

場所:経王寺 本堂  〒162-0053 東京都新宿区原町1−14
http://www.kyoouji.gr.jp/
お問い合わせ:03−3341−1314

交通:地下鉄大江戸線「牛込柳町」下車 東口駅前徒歩1分

    (バス)JR新大久保駅より「新橋」行きにて「牛込柳町」下車

演目:創作能「かぐや姫」

出演:シテ 桜井真樹子

    小鼓 今井 尋也

    地謡 佐久間二郎


能面:北澤 秀太  照明:浅川 環  衣装:永瀬ふみ江



なおチケットご予約の際は、お手数ながら佐久間までご一報下さいませ。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。






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